【短期集中連載】創価学会「支部長」オグラ、 公明支援やめるってよ -20- 〜市川妙典で「香川1区」をもう一度見てきた。本当は吉祥寺で水俣曼荼羅を見るはずだったのだが~

今朝は7時半に起きて8時過ぎに家を出て、二宮神社からいつもの三田中の坂を登って津田沼を通って東船橋まで行こうと思ったのだが、この時間は三田中のそばの道は通学路なので車は通行止めかも、と思い、田喜野井の旧「みどり湯」のところからフレッシュタウンを抜けて、藤崎の交番に出ようと思ったら、Google Mapsが右へ前原方面へ行けというので、仕方なくそっちへ行った。国道296号線を前原駅へ右折するのが嫌だったので、そのまま中野木の交差点方面へ直進。で、JRの線路を越えて東金街道?と合流する手前で、ある女子からLINEが届き。「おぐちん、今日仕事なくなったんだけど会う?」。新年会が延び延びになっていたんだけど、向こうからのお誘いをお断りする理由はない。ソッコー目的地を変更して舵を京葉道路へ切り。あとで調べたら9:40からイオン市川妙典で映画「香川1区」上映で。前はたしか原木ICで降りた気がするのだが、今回は京葉市川ICで降り。外環道と併走する国道298号線をちょいと南下し、すぐに江戸川を渡る。渡ってすぐの交差点を右折。そしたら500mくらいいくとイオン市川妙典。

前置きが長くなったが、月曜日は1,100円なので来た。見始めた。2回目。

ちなみに1回目の感想は、こちら。

始まってすぐの、議員宿舎での小川議員の50歳の誕生日。奥さんとともに次女の方がいらっしゃり。大島監督とか奥さんとか、小川議員が初出馬の32歳の時に「50歳で引退」みたいなことを書いてたのを、その日に配信する動画でどう落とし前をつけるか、みたいな話をしてるのに、次女の方は「(議員を)やめてほしい」みたいなことをポツリと言う。大島監督も、どうしていいかわからなかったのだろう、誰も拾わない。笑

そのあと、田﨑スシローとの場面とか、四国新聞の記者が、いるのね。シラーッと。どういうつもりで取材してるんだろう。まあ、いいけど。

あと、やっぱりプロデューサーの前田さんに対する自民党、平井陣営の取材妨害は、ひどいのひとこと。ヤクザとなにひとつ変わらない。どうしたら、そんなに愚劣に振る舞えるのか。謎すぎだろ。差別に当たるかもしれないけど、田舎の自民党陣営って、こんな感じなのかね。2回目のシーンのほうが、やや説明的だよね。最初は、ふーん、みたいな感じだったけど、どっかに連絡を取ったら、お前は前田だろ、取材すんじゃねぇ、みたいな、あからさまに敵視し。みっともないというか、なんというか。ありていにいって、言葉を失う。

首相の岸田が来ての、平井の講演会も、ヤバい。取材禁止ってなんだろう? 国政選挙に出馬した候補者の主張、日本の総理大臣が何を話すか、それを取材拒否するって、どういうことなんだろう。理解に苦しむ。

タレコミの、パーティー券?もひどいよね。10枚も買わせて(負担させて)、3人しか来るな、みたいな。どんだけボッタクリなんだよ。でもそれが長年続いてきた風習。誰もおかしいと思わなかった。まあ、帳簿に載せちゃうとあとで面倒なので裏でゴニョゴニョみたいな。わかりやすい。

あるとき、事務所で、小川の母と、娘ふたりがいて。小川の当選あいさつの時の次女の方のスピーチがすごくよかったって評判だけど、このときの長女の方の話も、すごくよかったぜ。いわく、

“いままでずっと片思いみたいな気持ちでいたけど、今回はようやく両思いみたいな気持ちになってきた”。これはたぶん、選挙運動をしてると肌で感じる有権者の反応が、だんだんagainstから追い風に変わってきたっていう実感なんだろうな。そのあと続けて彼女はいう。“アンチの人とかもいるけど、でもうちのお父さんは、そういう人でも、いま何に困ってる、何に苦しんでるってことも、ずーっと聞くよ”って。最後に彼女がうるっときてたのが、美しいな、と思った。

その台詞を裏付けるように、小川は当選あいさつの席で、民主主義というのは51が49を引き受けることです、とあえて言い。

余計なことかもしれないけど、ここで僕は、こないだまで支援してきた公明党創価学会の選挙戦をいやでも思い出す。

選挙戦の最中の会合。壇上で創価学会の大幹部が叫ぶ。ウソつき××党が… 仏敵××を叩きのめせ!

どういうわけか、僕の記憶では女性幹部が金切り声を上げて叫んでる情景が浮かんでくるのであり。

選挙戦の構図をなるべくシンプルなカタチで理解させたい、という思いは、わかるんですよ。でも、あまりにも我々、創価学会員の一般peopleを、バカにしてないですか? 選挙の構図って、そんなに単純なもんじゃないでしょうに。

公明党は野党暮らしが長かったから、いまだにそのときのクセが抜けてない気がする。強大な与党を打ち倒すためには、多少荒っぽい言葉を使ってても、よかったのよ。けど、いま公明党は国政では押しも押されもせぬ与党じゃないですか。昔のクセで野党である立憲民主党や日本共産党を尖ったツメでガイッて引っ掻いたら、彼らは死んじゃうから。そのへんの加減というか、与党になったからには横綱相撲をお願いしたいな、とずっと前から思ってるんだけどね。

香川1区、さすがに2回目なので、途中けっこう寝た。起きたら選挙戦の最終日にワープしてた。

僕はね、東京からとか岐阜からとか静岡からとか、応援に行くのは別に否定しないけど、僕は行かない。アイドルじゃないから。推しじゃないから。ファンじゃないから。あなたたちの地元ではどうなんだよ。小川淳也みたいなキャラの立った候補者はいないかもしれないけど、1mmでも日本の草の根の民主主義を前進させる営みを、あなたたちは開始してるのかよ?

まあ、少しずつ草の根の民主主義を学んでからになるのかな、とも思うけどね。

投開票日の20時以降、平井事務所の取材はさぞ大変だっただろうなあと思う。平井の声がいっさい聞こえてこなかったということは、中に入れてもらうことも出来なかったということなのだろう。でもまあ、どっかのメディアの動画を使えば平井の声を載せることも可能だったろうけど、あえてそれをしなかったということなんだろうな。平井の敗戦の弁なんか、わざわざ映画に載せる必要はないと。その代わりに、天井にびっしり貼られた推薦状?をずーっと映してたな。

当選翌日の朝、小川の自宅アパートを訪ねる大島監督。ここぞとばかりに小川にダメ出しをする。ひとつは維新候補出馬をめぐるドタバタ。これはすでに描かれてる。大島監督は「ふたつ」忠告したって言ってる。もうひとつがなんだったのか、すごく気になる。まあ大島監督がこの映画では取り上げないと決めたのだろうから、痕跡はきれいさっぱり消されているのだが。

あ、そのあと、立憲民主党の代表選があり、小川の有楽町での青空集会の様子が描かれ。

その場に参加していた何十人か、百何十人かの人たちが、みんな遠慮せずに、自分の言いたいことを言ってる。

ホントにすげーなと思った。

何度もこのブログには書いてるけど、僕は去年2021年の都議選のあと、夏の終わりに、もう公明党支援は辞めようと決意し、組織のいろんな先輩に相談しつつ、決意を伝えてまわった。

ある方が、だったらこんどいっしょに県議の仲村のところに行こう、と言ってくれ。

仲村というのは創価学会公明党が支援している船橋市選出の千葉県議のことで。

おお、そうか、仲村さんに直接、思いを伝えられるときが、ちかぢか訪れるのね、と思って少しだけ心が躍った。それから数か月、2021年12月7日の創価学会 船橋文化会館での「懇談」で、その話を持ち出したら、その場にいた船橋市の南東部を占める<県>の責任者の男が、薄ら笑いを浮かべながら「それはお前が折伏を決めたらだろ」と言い放ち。

全身が凍ったね。

小川の現場と、なんて違うんだ。なんて懸け離れているんだ。公明党の地方議員なんて、所詮は創価学会の大幹部の手駒、私兵に過ぎないということが、よくわかった。

小川の長女がいってたことと、なんて違うのだろう。恥ずかしいとは思わないのかな。

創価学会公明党の選挙の戦いは、いまのところ、いい感じで進んでいるように思うかもしれないけど、残念ながら、もう、あとは落ちる一方だと思う。それはなぜか。この「香川1区」を見てて、あまりにも創価学会公明党の選挙の戦いと違うので、あまりにも衝撃を受けているのだが、端的に言うと「開かれている」か「閉じているか」の違いなんだろうな。

なぜ公明党の得票が爆発的に増えないのか。そのことを責任ある立場の人たちは真剣に考えたことがあるか。いや、たぶんないと思う。彼らの思考様式はつねに内向きなんだよ。どう活動家を増やすか。どう棄権をさせないか。どれだけ期日前投票をさせるか。

発想がまったく内向きで、どう考えてもジリ貧で、飛躍的に得票が増えることは、ありえない。

ということは、公明党創価学会が理想と思うような日本社会は、永遠に到来しないということだ。

それでいいんならいいけど。永遠に自民党に恫喝されつつ、永遠に自民党の下駄の雪でいいのであれば、僕は何も言うまい。

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