正確には、宝島社刊『池田大作と暴力団』冒頭の西岡研介さんの
▶創価学会&公明党に大型スキャンダル
独占スクープ
盗聴実行犯、17年目の告白!
後藤組組長/藤井都議会公明党顧問「密会テープ」の全貌!!
池田大作の腹心が山口組本家にもちかけた頼み事
だけ読んだ。笑
あとはタイトルを見るだけで、だいたい内容は想像がつく。
いわゆる週刊誌レベルのヨタ記事が並んでいるのであり。
さっき、ぱらぱら見返してみたけど、石原さとみが創価大学を卒業してるとか、噴飯物のデマが。。
あ、西岡さんの記事でも最初は「正本堂」って正しく書いてるのに、次からは「大本堂」になっちゃってたり。著者と版元の皆様、ちゃんと校正しようよ。笑
てことで、結論から言うと、読む価値なし。笑
西岡研介さんは一流のジャーナリストだと思っているので、西岡さんの書かれていることはたぶんほとんどが本当なのだろう。だけど、魚住昭著『野中広務 差別と権力』を読んだあとでは、それほど真新しい事実は提示されていないように思うわけで。
もちろん、富士桜墓園の造営に関して、山崎正友が暴力団の力を借りて反対運動を封じ込めていたというのは紛れもない事実なのだろう。その後処理?を公明の藤井富雄さんが担わされていたというのも。
ただ、書名に『池田大作と暴力団』と謳い、その冒頭を飾る記事にしては、池田大作先生と暴力団との直接的なつながりが、まったくといっていいほど書かれていない。
“独占スクープ”と称して、山口組系の後藤組長が池田先生に送ったという内容証明郵便の内容を延々、引用しているけど、池田先生が直接、暴力団を使うことを指示していたという証拠には何ひとつならないよねぇ。印象操作としてはそれなりに成功してるのかもしれないけど。
西岡研介さんは鬼のクビを取ったかのように、創価学会は反社会的な団体だ、って言ってるように思うけど、学会がやってきた、いままでの善行の莫大さを思えば、まあちょいと暴力団の手を借りてしまったことは、それほど大きな問題ではないのかな、という気がしないでもない。もちろん反論はいくらでも可能だろうけど。僕と西岡さんの違いは、創価学会のこれまでの善行を、どう評価するかだと思われ。このあたりに関しては、ここで書くことじゃないかなという気がしてる。
けどまあ、富士桜墓園の造営に関して、暴力団の力を借りて反対運動を封じ込めていたというのは、創価学会員の僕としては、けっこうなショックなわけで。
個人的な話になるけど、うちの母親も敬虔な創価学会員であったので(2022年2月現在、存命。船橋市前貝塚の施設にて生活中)買ったさ、富士桜墓園の一区画を。だけど、うちの姉(千葉県東金市在住)の大学進学でカネが必要になったので解約したと聞く。
そんなことはどうでもいいのだが。
僕は54年間のいままでの人生で暴力団のみなさんのお世話になったことは一度もないのだが、大きな企業とか団体とかだと、それなりにお世話になることもあった? とくに昔は?
僕のいま時点での素朴な疑問は、富士桜墓園造営への反対運動封じ込めに暴力団の手を借りたのが山崎正友だったのか、それとも、もっと創価学会の中枢が関与していたのか。その一点であり。
去年の夏、2021年8月に懇談した、近隣市に住む船橋と北総全体を仕切る超大幹部の男は、「創価学会は池田先生の時代から隠蔽体質がある」って豪語(?)してたもんな。まあ、信者を子ども扱いしてたら、余計な情報は一切伝えないほうがお互いに都合がいい、ということなのかもしれないけど、そうじゃねーと思うんだよな。
いまの時代、「寝た子を起こすな」みたいな発想って傲慢だし、時代遅れだと思うのだ。それがこのブログを立ち上げた根本の意味でもあるわけだが。パンドラの箱に、なぞらえてもいいけど。