荷物の要らない保育園キートス あるいは公明党への提言

古い聖教新聞を読んでいたら、“手ぶら登園で、子どもと向き合う時間を確保”という記事を見つけた。2022年8月21日付。

たぶん、聖教新聞の無料読者登録すると読めると思います。パッと記事が開かず、すみません。

けっこう革新的なことが書いてあり、目からウロコがいくつも落ちた。

社内コミュニケーションツールで職員同士の「いいね」の導入。しかも「いいね」をもらった人はコメントを返せない。返信コメントが義務になるのを防ぐため。

あと、職員採用コストが年間3,000万円くらいかかってたのを、空いている時間に職員がtiktokライブをすることによって、採用コストをゼロに近づけたと。

いちばんすごいのは、自分の子どもを保育園に預けたことのある統括園長の女性が、どうしたら働くお母さんの負担を減らせるかと考えに考え、着替え、オムツ、ふとんを全部、保育園のほうで用意することにしたこと。これによって保護者の荷物の負担は限りなくゼロに近づき、手ぶらで登園、降園できるようになったと。共感してくれる企業をさがして、保護者の金銭負担ゼロでこれを実現しているという。

すごすぎませんか? あ、子どもひとりあたり月7,000円コストがかかるけど、職員採用のコストをゼロにしたことで捻出したんだって。

よく考えれば、その手があったか!という感じですよね。以前、使用済みのオムツを保護者が持ち帰って自宅で処分するか保育園が一括して処分するか、みたいな議論があったけど、それをはるかに超越してる。考えてみたら、オムツはもちろんのこと、着替えだって午睡用のふとんだって、わざわざ各家庭で用意しなくなって保育園で一括して用意すれば、こんなにラクなことはない。保護者の負担はもちろんだけど、職員もひとつひとつチェックしてた手間がなくなって、そのぶん子どもに向かえる時間が増えたと。いや、まぢすごい。

僕もスクールカメラマンとして、保育園に行くことも多いんだけど、たしかに着替えとか午睡用の布団とかに全部、子どもの名前が書いてある。布団の柄もそれぞれだし。みんな保育園の側で用意するとなると、子どもたちも、これがいい、これは嫌だ、みたいな我(が)が出たりするんだろうけど、それもまた楽しいんだろうな。

まだまだキートスの革新的な取り組みは続く。僕が聖教新聞の記事でいちばん感動したのは、保護者からの問い合わせに対して、できること、できないこと全部、ちゃんと回答して、それをすべてホームページで公開してるんだって。すごくね? っていうか、僕に言わせれば、このネット時代、SNS時代、当然のことなんだよね。だって保護者の疑問に思うことって、だいたいみんな一緒だし、それをそのつど全員に回答するよりも、ひとりの保護者に回答したことをホームページに公開したほうが、保護者の安心につながるじゃん。保育園にとっても保護者にとっても、なにひとつ不都合なことはない。むしろWin-Winの関係が深まるというか。

察しのいい方なら、僕の言いたいことがそろそろ読めてきた頃かなと思う。僕は、昨年まで支持者をやってた公明党に対して、ずっと同じことを言ってる。

公明党のホームページを見たらわかるけど、ものすごく基本的な疑問に対して、いくつかちょろっと回答しておしまい。ハッキリ言って、それじゃあまったくもって足りない。足りなすぎる。ほとんど何もないのに等しい。

AppleとかMicrosoftとか、あとは携帯キャリアとかもそうだけど、ユーザーから頻繁に寄せられる疑問(FAQ=frequently asked question、頻繁に寄せられる疑問)については専用のページを設けてズラッと疑問と回答が並べられてますよ。だいたい系統別に分けられてて、キーワードでも検索できるようになってる。なぜこういうページが用意されているかというと、そのほうが企業にとってもユーザーにとってもメリットが大きいから。もっというと、そうやってユーザーの満足度を高めることによって、よりその企業を好きになってくれて、ますます企業の製品を購入、利用してくれるから。

って、なんかあまりにも当たり前のことを書いていて、自分でもゾッとするのですが。笑

公明党には、って、別に他の政党が真っ先に導入してくれてもいいんだけど、新しい政党「れいわ新撰組」あたりは、もうとっくにこのようなページをホームページに設けてるかもしれないね。

企業のFAQページの充実ぶりは、まあそれぞれなんだけど、企業によってはユーザーコミュニティのカタチで展開してたりもする。熱心なユーザーに回答者までまかせることによって企業の負担を減らすことができるし、ユーザーの満足度を高めることにもつながるからね。

どっかにも書いたけど、公明党も、このしくみを導入すればいいんだよ。FAQのページを国政に関することと各都道府県に関することに分けて、国政でも、財政、外交、教育、法律、国防とかジャンル分けして、詳しい国会議員や地方議員が署名入りで回答したら、質問した人もうれしいと思うけどね。議員も忙しいだろうから、秘書でも党職員でもいいよ。公明党の政策に詳しいベテラン党員が答えたっていいわけだし。ここで大切なのは、このページは憲法の条文じゃないんだから、大事なのはフットワーク軽くってこと。ちょっとくらい間違えたっていい。次で訂正すれば済む話だ。別に共産党と斬った張ったの政策論争をするわけじゃないし。まあ、延々議論するのは違うと思うので、そのへんはページのしくみとルールをしっかり決めておけばよいかと思われ。

あ、上に書いたこと、ちょっと違うかも。笑

僕の期待してるのは、質問が先というよりかは、まあどっちが先かはニワトリたまごなんだけど、公明党が、ありとあらゆる議題に関して、われわれはこう考える、というのを全部、一覧のカタチでホームページに載せておいてほしいんですよ。いまの公明党のホームページはジャーナル方式で、新しい記事は上のほうに載ってるけど、古い記事はあっという間に下のほうに流れて行ってしまう。それだと物足りない。なぜってほとんどの議題は、「解決済み」じゃなくて、いまも解決途上だから。

少し飛躍するかもしれないけど、かつては、なんかあってもしばらくするとみんな忘れてしまう、というのが普通だったと思うんですよね。まあ、いいことは何十年たっても政党の側が宣伝するから、みんな忘れないというか思い出すんだけど、悪いことは意図的に残さずに消そうとするので、よくも悪くもみんなの記憶にも残りづらかった。

けど、いまはそうじゃないのよね。ネットがあってウェブがあってGoogleがあってSNSがある。twitterがある。だから、政党にとって都合の悪いことも、誰かがこれは必要だと思うことは半永久的に残るわけですよ。とくに僕みたいに執念深い男がいたりするとね。笑

なので、まあそこはしっかりと諦めていただいて、いいことも悪いことも、キチンと総括して、その反省も含めて記録に残す。それがどこまでも誠実な姿勢なんじゃないかなぁと思うわけですよ。

違いますかねぇ。

最近、僕がtwitterでぶつぶつ言ってる、どうして公明党は「れいわ」になれないのか、というのも通底したテーマで。公明党の創設者の池田先生は、何度もハッキリ言われてるわけですよ。いつまでも創価学会として公明党は応援しないよ。そのうち独り立ちしなさいと。そのことをいま噛み締めるべきだと思うんだよね。あえて言わせてもらえば、公明党は創価学会が全力で応援してくれるというのがあるので、ハッキリ言って甘えてると思うんですよ。言い方悪いけど、動物園で飼われてるペットみたいな。

もう創立から50年も60年も経ってるんだから、そろそろ創価学会の献身的な(いや命がけの)支援はいっさい当てにせず、自分たちだけの言論戦で、800万票でも、師匠が願われた1,000万票でも獲得してみなさいよ。いつまでもだらだらと代表を務めてる男が選挙カーの上から「なっちゃんで〜す」とかって旧婦人部のご婦人方に手を振ってご機嫌を取ってる場合じゃないと思うよ。まぢで。

おれにいわせれば、公明党は何から何まで甘い。国会議員とか、何千万円も給料をもらって、いったいどこに消えているのだ? 創価学会に大部分を吸い取られているとしたら、それはそれで大問題だし、そのことを暴露するヤツがひとりもいないのも寂しい。笑

twitterも、みんなやってるフリだけで、公明党を応援しよう!という無党派層の非創価学会員を増やせているかと言われたら、甚だ心許ない。

いろいろ好き勝手に書き殴ってきたけど、やっぱり公明党のアレは、自民党との連立をいつまでもだらだら続けてることだよね。一説に依れば、池田先生のご指示だという説もあるけど、もういいでしょ。20年だよ。この間、日本の経済成長は、どうなったよ? 一般市民の実質賃金の伸びは?

惨憺たるもんだよね。これって公明党の責任は3割くらいはあるんじゃないの?

だって公明党が自民との連立を破棄して、別の政党ともっとましな連立政権を作って、正しい政策を推進していたら、こんな惨めな結果にはなってなかったんじゃないですかね。

それとも、これは、日本の衰退は、仕方のないことなの? やむにやまれぬこと?
少子高齢化も、仕方ない? 教育にかかわる予算がOECD最下位近くなのも仕方ない?
子ども食堂が全国に6,000もあるらしいけど、たまにアリバイ程度に総理大臣を務めてる男が視察にくるらしいけど、それでホントにいいの?

オレには、わからないことだらけだよ。

まともな回答を求めて創価学会の幹部に当たって回ったけど、まともな答えをくれた人は、ひとりもいなかったね。千葉の創価学会公明党に、まともな論客はいないのかね?

あたしは別に、超一流シェフの超高級料理を食いたいと言ってるんではないの。それなりに美味しいレトルトカレーを食いたいと言ってるわけ。こんな私ごときの基本的な疑問に答えられないでいて、どうやって党勢を拡大せいって言うんだい? オレにはどうしてもわからんよ。

なんか、どこまでいっても中途半端だけど、このへんでいっぺんアップしますね。

同じことを何度でも繰り返すけど、間違えたっていいんだよ。何度も間違えないことには、本当に正しい答えなんて、見つからないじゃん。

公明党創価学会は、間違えることを必要以上に恐れて、いわば“角を矯めて牛を殺す”状態に陥ってるワケやね。たぶん、東大卒ばかりが集まってるから、ロクなことにはならない。笑

ハッキリ言って、つまんないんだよ。言ってることも、やってることも。

もっとハチャメチャな、みんながワクワクするような戦いのやり方を、編み出してみろっつーの。

上層部が東大卒ばかりで、アタマ悪そうな外資系のコンサルに頼ってるようじゃ、先は見えてるけどな。笑

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