“現実の理不尽に目をつむるな”平野啓一郎の記事に寄せて

新年そうそうtwitterでも評判で、TL(タイムライン)に何度も流れてきた、小説家の平野啓一郎の記事を読んだ。

朝日の有料読者ではない人も多いと思うので、記事の内容をかいつまんで。取り立ててすごいことを言ってるわけではないけど。

・平野啓一郎は「過去と現在の関係で物事を捉えるのではなく、理想の未来のために今何をすべきか考える必要がある」と言う
・新作の「本心」では仮想現実が心の慰めになる部分と、やはりAIと人間は違うという諦念(ていねん)との、間(あわい)の部分を描きたかった。
・同じ人間として生まれてきたのに、一人が何不自由なく、120年の人生を謳歌(おうか)して、もう一人が貧困にあえぎながら短い人生を終える。そんな未来を放置してはいけない。
・「少子化は困る」とか「若い人にがんばってもらわないと」などと口では言いながら、旧態依然とした制度を守ることに固執して、変化を志す芽を育てようとしないのが日本の弱点。

 

この記事に対して、facebookでこんなことを書いた。

読んだ。あたしの立場から感想を書くとすると、やはり庶民の代理として政界に進出したはずの公明党が、自民党に絡め取られ、だらだらと連立政権を続けているのが日本で格差の広がる根本的な元凶だと思う。

いや、百歩譲って連立を組んでてもいい。だったら、日本中の小選挙区で創価学会員が自民党候補にせっせと投票して当選させているのだから、議席数ではなく、その正当な得票数と貢献度に見合った発言力を連立政権の中でキチンと勝ち取るべきだ。

いまの状況はまったくそうなっていない。

公明党のやっていることは、言っては悪いが落ち穂拾いというか、大きな日本の将来のグランドデザインを描くみたいなところから懸け離れている。

ワクチンの無料接種も大事でしょう。貧困家庭の子どもへの大学授業料の無償化も必要。だけど、公明党が自民党と連立を組み始めてから、この20年、竹中平蔵的な新自由主義はどんどん進み、非正規雇用の割合はどんどん増えて、日本社会における格差はどんどん広がっているじゃないですか。諸外国に比べて、この20年、日本の実質賃金がまったく増えていないことも統計から明確。

どーすんの、こういうの?公明党議員や公明党職員、ついでに創価学会職員はお給料をたっぷりもらって、生活の不安もなく、ウハウハだろうけど、貧困にあえぐ創価学会員には、なんて指導するの?

お前の題目が足りない?
折伏をしろ?

それだけ?
わざわざ政治の世界に殴り込みをかけてるんだから、もっと命がけで仕事をしろ。
創価学会員以外の貧困層は、どう救うんや?
日蓮大聖人は「たみのちからよわし」と嘆かれたが、いまの日本の地獄のような状況は、公明党と、それを支持する創価学会が自民党という権力の魔性に完全に食い破られ、完全に屈服させられていることがすべての元凶だと喝破せざるを得ない。

早くみんな、気がつこうよ。

そしたら、勇気ある若者が、以下のようなコメントをくれた。

非常に難しい問題ですね。
現場の意見もわかりますが、、、良い政策を実現するには、ある程度は政権の力も必要だしな。

 

それに対して、僕は以下のようにコメントを返した。

●●さん、勇気あるコメント、たいへんにありがとうございます!
もちろん、おっしゃるとおりです。
そのうえで僕は、国政の公明党は、あまりにも自民党の横暴、民主主義破壊の大罪に対して、あまりにも何も言っていない、ということを申し上げたいのであり。

それは我々支持者たる創価学会員が、あまりにも「政治は政治家に任せておけばいいよね」という誤った態度でいることがすべての元凶なのであり。

池田先生は繰り返し、ひとり立て、とおっしゃっています。世界の自分以外のすべての人が反対したとしても、大聖人の仏法に照らして、師匠の叫ばれた「正義」に照らして、間違っていたら、間違っている!と声を発しなければならないのです。

悪と戦わなければどんなに大善を積んでも意味ねーよ、と大聖人はハッキリおっしゃっているではないですか。

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