【短期集中連載】創価学会「支部長」オグラ、公明支援やめるってよ -13- ~いったいいつまで創価学会員は被選挙権を剥奪されているんだろう~

去年の8月だったか、近隣市に住む、僕からしたら仰角、直角90度、目もくらむような超大幹部のご自宅で話を伺っていたときのこと。めずらしく彼と意見が一致した。

「そろそろ公明党も、議員の候補者を選ぶのに『公募』とかを取り入れてもいいのに」

下っ端の幹部として見聞きした限りでも、最近は公明党の市議会議員とかの候補者は、なかなかなり手がいなくて大変だという。いや、わからん。全数調査したわけじゃないからね。でも「お断りした」という話は、なんとなく風の噂に伝わってくるわけで。

公明党の淵源は50年以上前の、創価学会の文化部。第2代会長、戸田城聖先生の時代。それが1961年に公明政治連盟に発展し、1964年、晴れて公明党として船出したわけで。

で、いままではたぶん99.99%は、創価学会の大幹部が議論して決めてきた。候補者を。

たとえば僕の住む船橋市の市議選の候補者は、船橋の創価学会の幹部が、千葉県議会の県議選の候補者は、千葉全体の創価学会の幹部が議論して、あいつがいいだろう、と。

組織の一部では、赤紙召集なんて言われてるとか、どうか。わからん。最近は少子高齢化の影響か、初出馬の年齢も高くなっているようで。

最近、二回続けて、僕が学生部、男子部の最初の頃に一緒に戦ってた方が、市会議員候補に召集され。

ひとりは印西市議選に出馬した江川さん、もうひとりは佐倉市議会議員選に出た押木さん。

どちらも当選したみたいで、めでたいこと、この上ないのだが。

それはそうと、僕がいま言いたいのは、さっき書いた近隣市に住む某超大幹部とも珍しく意見が一致したのだが、公明党も、そろそろ、ウソでもいいから「公募」みたいな制度を取り入れるべきではないのか、と。あの自民党ですら、やってる。まあほとんど出来レースだろうけど。共産党は、知らん。たぶん公明党と大差ない気がするけど。一党独裁だから。

「公募」みたいな話を、現役の船橋市議の松嵜裕次さんにぶつけたら、ソッコー言われた。

「そんな、ダメですよ。自分から出たいなんていう人は」

松嵜さんは、初めて市議選に挑戦した頃から、遊説隊とかで応援してきた、いわば僕の兄貴みたいな人で。創価大卒のエリート。なので、そういう発言をするのも、むべなるかな、と。

例の12/7のオグラ処分の「懇談」でも、同じような話をした。

そしたら、船橋と北総全体の責任者の男が例の甲高い声で即座に反応し。

「オグラさん、出たいんですか」

いや、そんな話、一切してないし。笑

僕が、われわれ創価学会員は、事実上、選挙に立候補する権利を奪われてますよね、っていったら、そんなことはない、と船橋と北総全体の責任者の男は、否定する。

僕のアタマのなかにあったのは、池田先生が船橋文化会館を訪問されたときのことで。

1987年7月13日、僕がたぶん20歳くらいのときだ。

その直前に、松本ノブオとかいう反逆者?が引退を勧告されたのに、県議選に強行出馬し。

そんなこともあって組織が混乱に陥っていた。

そんなことを、なんとなく覚えていたからこそ、われわれ創価学会員は、公明党から出馬する以外に、議員になる道は、ないんだろうな、と思ってた。

船橋と北総全体の責任者の男は「オグラさん、出たいんですか」のあと、続けてこういう。

ちなみに彼は関西出身。たぶん大阪だと思う。

名前は出しませんが、学会員でも公明党以外の政党から出馬して議員になってる人はいますよ。

と。

名前を聞いても教えてくれない。自分でググれとしか。この一点を取ってみても、彼は仏ではない。池田先生は『法華経の智慧』のなかで、明確に「ケチんぼの仏様なんていません!」と喝破されている。

あとから考えたら、ああ、維新の足立康史じゃん。

たしか、公明党から出馬させてくれって頼んで、当然のように却下され、そのあと自民党に駆け込んだけど否定されたので、仕方なく維新から出た、ってヤツでしょ。笑

素朴な疑問なんだけど、船橋と北総全体の責任者の男は、なんで足立康史の名前を自分の口から出すことを拒否ったんだろう。不思議でならないんだけど。まあ、なにひとつ言質を取られたくなかったんだろうな。下手なことを言って、オグラにブログに書かれて、減給とかされたらバカらしいもんな。笑

なんの話だっけ。そうそう、昔は公明党も「出たい人より出したい人を」みたいなことを言って、創価学会員ではない有識者を参院選の比例名簿の上のほうに載せたりしてたけど、最近はそういう話も聞かないよな。何がどう変わったんだろう。知らんけど。

そんなところかなぁ。

あ、そうそう、市議選の候補者をギリギリでバタバタ決めて、それらしい人のところに夜討ち朝駆けのごとく押しかけて死ぬほどプレッシャーを掛けて、断ったら地獄に堕ちるわよ、とは言わないだろうけども、そういうバタバタを回避する方法を、僕が伝授しよう。

公明党に、インターン制を設けるのだよ。

創価学会の学生部とかは「局員」なんていって、めぼしい学生部員を平日の昼間、信濃町の青年会館あたりに来させて電話番とかをさせながら鍛えてるけど、それと似た制度を、各都道府県の公明党県本部とかでやればいいんだよ。めぼしい青年部のメンバーを月1回とか招集して。政治学習とか、与党としてのギリギリの苦しい楽屋裏とかを赤裸々に伝えつつ、若者を鍛えて、次の世代の公明党議員の候補を育てていくというか。

あともうひとつ、ひとつのエントリーに盛り込みすぎ、サービス満点、だと思うんだけど、僕がずっと見てて、明らかに公明党の得票力と、創価学会の優秀な若者の数のバランスが見合ってないので、そろそろ公式に、創価学会として、公明党の立候補者としては推薦できる人の数は限られるけど、心ある若者は、自民党でも立憲民主党でも、あるいは共産党でもいいから、どんどん実力に応じて、議員になってくれよん、と呼びかけるべきだと思うわけさ。その人が創価学会員であるとカミングアウトするかどうかは、その人に任せるとして、そうやっていったほうが、間違いなく創価の生命哲学、日蓮仏法の裾野は、広がっていくと思われ。

悲しいことだけど、公明党、というだけで、いまだに拒否反応を示す有権者は少なくないわけで。それはまあ過去の反省その他はおいておいて、どう具体的実践的現実的に仏法の人道主義をこの日本に広げていくかということを考えたら、どこの政党に籍を置いている、なんてことは小さいことだと思われ。

ちょいと書きすぎたかもしれないけど、なにひとつ間違っているとは思ってない。

異論反論オブジェクション。\(^o^)/

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