日本の高すぎる供託金、下げませんか?

政治ジャーナリストの畠山理仁(はたけやまみちよし)さんとのやり取りで、日本の選挙に立候補する際に役所に納める「供託金」がイヨーに高いことを知った。

畠山さんは、著書『黙殺』のなかでも書かれているが、日本の選挙の立候補時にかかる供託金は異常とも言えるほど高額で。OECDのなかでも突出してる。

なんでも最初は英国の真似をしたとか? 物の本には売名行為を防ぐためとか書かれているとか。供託金制度が始まったのが1925年の治安維持法、普通選挙法のスタートと同時ということで、無産政党、左翼政党の伸長を防ぐという狙いもあったのだろうという話で。

僕はね、前からずっと書いてるけど、台湾のオードリー・タンが進めてるような、以前ちょっとだけソ連に所属してた(支配されてた)バルト海沿いの諸国が進めてるような、デジタル化を選挙とか政治にガンガン導入すべきだと思っているのだけれども、この情けないほど立ち後れた日本では、そんなのは夢の夢のそのまた夢だとわかっているので、仕方なく、供託金を下げろや、おら、と心の底から叫びたいのであり。

みなさん、各種選挙で供託金がどれだけ高額か、軽くググっていただければ簡単に知ることができるのですが、まあ高級?エラそうな?選挙になればなるほど、供託金はすべからく(そうであるのが当然であるかのように)高額になるわけで。都道府県知事とか、参議院議員とか。

で、裁判に訴える正義感の強い人もいるわけさ。けど、まあ、ありがちなんだけど、地裁レベルだと、それなりに納得のいく判決が出たりもするんだけど、高裁とか最高裁になると、ま、いわゆる「統治行為論」ってヤツですな、要するに、オレらは司法試験を通っただけの単なる職業裁判官だから。そういうのは政治家がどうにかすることでしょ。みんな知ってるように、オレらは総理大臣が定める最高裁判事から順々に任命されていくわけで、政権与党に刃向かうような判決を出してたら、出世できないからさ。そのへん理解してよ。われわれだって自分が可愛いし、お金はいっぱいあったほうがいいし、家族だって養わなきゃいけないんだからさ、引退後の生活もかかってるし、ということで、ろくな判決が出ない。ま、そんなのは想定内なわけで。

みなさん各自、調べてみてくださいよ。ひどいもんですよ。

今日は夕方5時からのオンライン塾以外は一切やることがなかったので一日ずっとベッドに横になってtwitterやったり供託金についてググったりしてたわけだけど、日本の供託金のボッたくりぶりのひどさたるや。そして新聞各社が、たまに忘れた頃に供託金についての記事を書いてるけど、隔靴掻痒という言葉がぴったり。たぶん若い記者に客観報道をアレしなさいと言いながら書かせてるんだろうね。みんな同じようなことしか書いてない。笑っちゃうくらい客観報道に努めてる。さすが秀才揃い、と嫌みのひとつも言いたくもなるよね。

クソだろ、日本の選挙の供託金制度。なんだっけ、建て前としては、売名行為を防止するとかなんとかいってるけど、畠山理仁さんの著書『黙殺』を読む限りでは、ぜんぜん売名行為の防止になってないし。だってレアアースを売ってボロ儲けしてたマック赤坂は都知事選に出馬し続けたじゃん。舶来の高級車で乗り付けて。この一点で、供託金の建て前は破綻してるよね。

いろんな記事を読むと、諸外国では旧態依然たる供託金制度の代わりに、数百名?の署名をもって、立候補のハードルとしているらしい。

このあたりはこれからの研究課題なんだけど、でも物の本を何冊か読めば、あっという間にクリアになる話だと思われ。

何が言いたいかというとさ、若い人たちに頑張ってもらいたいわけ。あたしなんか、もう54で、あと半年で55で、でも今日読んでた日本人男性の平均余命みたいな記事では、日本の男って88で死ぬヤツがいちばん多いんだってね。あたしはいま54だから、げ、あと34年も生きなきゃいけないのか! まぢか!と死ぬほどドン引きしたんだけど、オレは自分で自分のいのちを終わらせるつもりはさらさらないけど、でもあと34年も生きたくはないなあ。もうそろそろ次の人生?に行きたい。笑

なんの話だっけ。このスレッドというかエントリー、このあとガンガン充実させていきますよ。

電凸という素敵な言葉があるけど、悪いけどオレはこのあと、一通り既成政党の党本部に電話して、広報の方々と楽しく対話させていただき、各政党が日本のクソみたいにバカ高い供託金についてどのようにお考えなのか、お考えを聞かせていただきたく。

たとえていえば、日本はいまにも沈没しそうな古くさい客船なのよ。観光船といってもいいかも。

自分がそこに乗ってたら、乗組員だという自覚があったら、どんどん侵入してきた水を掻い出すでしょ。ひとりでも多くのお客さんを救おうと必死に頑張るでしょ。これを読んでくれてるあなたがどう思うかは知らないけど、でも、もう50年以上、この国で馬齢を重ねているいいおっさんとしては、本気で考えるよね。

あたしは自慢じゃないけど、結婚したことはないし、自分の血を分けた子どもも(たぶん)いない(と思う)けど、それでも、これからの時代を生きる若者たちに、すこしでも素敵な星を、引き継いでいきたいと心の底から思うわけで。

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